馬の事情

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馬の気持ち

競走馬の本音

「ぐはっ!今日は無理だって!!脚痛えんだよ!!こんな日に走らすなよ…」こんな気持でトレーニングにのぞむ日も多々あるよ。「なんでてめえら(騎手、調教者、馬主、厩務員)のために走らねきゃなんねえんだよ。」これはいつも思ってる。確かにレースには勝ちたいけどよお、脚痛めてんのに走らすなんてさあ、全く俺ら(競走馬)の気持ち考えてくれてないっしょ。こういう時はモチベーションが下がりまくりってもんよ。まあマシなのは騎手連中だなあ。騎手連中は昔から馬に乗って見た目では伝えにくい痛みや異常を、乗った後の違和感で気づいてくれる。ていうのも俺が強く訴えてるからなんだけど…。やっぱり脚が痛いと走行フォームのバランスは崩れるし、スピードもそんなに出せない。馬は無論会話なんてできねえから、そういうので訴えていくしかないのよ。よく「馬の背中がいい」なんてこというっしょ?あれはどこも異常がなく、バランスよく走れているからなんだ。でもこういったメッセージを騎手はわかっているのに伝えてくれない。何故だとおもう?それは頑固な調教者のせいなんだよねえ。調教者が指示した通りやらないとその騎手使ってもらえなくなるからなあ。わからんくもない事情だが、俺らが怪我したら、ご主人様(馬主)が黙っちゃないぜ。それにG1・G2・G3と重賞の競馬予想を楽しむお客さんもね。逆に馬主の指示に従わなくちゃ調教者も干されることになるんだからね。やっぱり人間の事情に左右されるのが俺たちの宿命ってわけね…。さあ、今日も人間様のために走るか…。